ママは網走の監獄を見て胸を詰まらせていました

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【ママは網走の監獄博物館へ行って感動しておりました】

現在の監獄は観光のための博物館であって、網走刑務所は別の所にありますといっても、北海度の道路や鉄道の建設には名もなき囚人達の悲惨な労働があったからです
といって歴史パネルを丹念に読んでいました、僕は暗く沈んだ牢屋を見てるだけで蘇る忌まわしい記憶があるのでこんな所は勘弁して貰いたいのです

本日は女満別空港のある大空町の道の駅から出発です

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【近くの網走にも道の駅はありますが】

居酒屋はないけれどママはこちらの方が気持ちよさげです、僕なら居酒屋が近くにある網走を選びますが、優先権は当然ママにあるのです

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【どうやら北見から来ているお客さん仲良くなったようです】

ママはお洒落でスマートな人を好むようです、僕のように畑に行くような恰好でパークをやる人は認めてくれません

（ドッグラン用の施設が三つもあって、炊事場もついて水も汲める道の駅はありません、でも焼きそばを捨てているマナーのない人がいました
　あとで残飯を片付けているキャンパーさんもいて救われる気持ちになりました）

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【女満別の夏の空が戻ってきました】

昨日から北海道らしい青空になっています、お天気は最高で夏の北海道を楽しみましょう

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【網走湖畔の呼人浦に入ってきました】

もうすぐしじみ漁が解禁になります

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【ここにはバイク時代に２度も訪れた】

ライダーハウス「夕日の家」があるのだよと力説して、マスタのおやじやおばさんが最近亡くなったと言っても、行った事のないママには何の関係もありません

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【旭川から石北線が通っていますが】

無人駅の呼人駅です、石北線は大雪山を遠回りして大回りで留辺蘂（ルベシベ）、北見にやってきて網走湖の脇を通って網走に到着します
網走から釧路に向けて釧網線が走っていまして道東の大動脈となっています

網走手前で監獄博物館の道路標識に遭遇です

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【バイク時代の僕は有料ですから門の前で記念撮影だけでした】

６５歳以上の老人割引で半額になっています、今回は初めて入りました、公営の博物館で展示物、建物も広大でした
やっぱり入って見なきゃわからないのです、おふくろさんが昔言っていたような気がします、ご先祖さまは月形刑務所の看守だったのよ
看守さん達が住んだと言われる粗末な官舎も展示されていました

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【登場する人物は蝋人形でした】

売店の従業員の一人が従業員も蝋人形だったのでママはびっくりしていました、ひげの看守の横にはなぜか有名をはせた脱獄囚の「５寸釘の某」が隣に立っていました

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【今更彼らを称えたって名もなき人々は戻ってきません】

旭川まで伸びる北見街道の道端に打ち捨てられて埋葬もできない、過酷な労働事件があったのでした

（囚人達はながい木の枕で寝せられ、起きる時は看守がコーンと木を叩いて起こされるのです）

北海道は酷寒の地です、粗末な食事で栄養状態も悪いので想像以上の過酷さだと思います