斜里の居酒屋が良かったです

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【女将さんが一人で頑張っています】

女将さんは札幌の人で、ご主人様は漁師の元締め（網元の意味でしょうか）で直腸がんで亡くなったと聞きもしない事を話してくれました
料理はお任せですが、よろしいでしょうか？どうせ今夜は反則金の事が頭にありますから、高い酒を飲んだことにしますので構いませんよ

（でもお勘定の段になると非常にお安い金額で済んだことになり、反則金を払う気持ちの額には全く影響しませんでした）


・　　　　　　　　　　　　　【つまみは全て女将さんの手作りです】

今は山菜の時期です、わらびとハマボウフが突き出しで出てきました、ハマボウフはすぐに黒くなりますから下処理が大変なのよ！、甘い味噌を付けて戴きます

（手作り感があって良かったです、ハマボウフは浜のアスパラガスと言うより山のウドの味がしました）


・　　　　　　　　　　　　　【メニューはありません】

珍しくないけれどマスのいくらが小鉢に一杯出てきてスプーンが添えてあります、鮭のいくらより粒が小さいですがすじ子とも違ってねっとり美味しいです

（十分珍しく珍味だと思いますよ）


・　　　　　　　　　　　　　【お好みで都合６品つまみが出てきます】

最後にハマボウフの酢味噌和えとカニの出汁で巻いた大きな卵焼きが出てきて大満足です、女将の最後の力を入れたおつまみなので無理して食べました
お酒をもう一杯戴きたい所ですが、これ以上飲めない理由を話してお別れでした

（２０年も通ってくる名古屋の常連のお客さんもいるそうです、壁には芸能人もやって来る、見かけとは違うお店でした）

このお店も僕の北海道の名店リストに載せておきます


・　　　　　　　　　　　　　【斜里の道の駅では流氷の妖精が飾られていました】

流氷に乗ってやって来る、海の妖精クリオネが低温で展示保存されていました