パン屋のチコさんが閉店になります

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【１０年一区切りだったのでしょうか】

（伊豆高原は老人の街です、伊豆高原のライブハウス「ＪＩＲＯ’Ｓ」さんは７年で店主が娘さんに変わります、城ケ崎のパン屋さんのチコさんは１０年で閉店です）

城ケ崎のユニークなパン屋さんが惜しまれて閉店です、とても残念に思いますが仕方ありません、木曜日からパンを仕込んで土曜日の１２時きっかりに
お店を開いてました、業務用の冷蔵庫が壊れたからとは言う物の最初から１０年の計画でお店を出したように思います、開店から１０年で
常連客もついて経営は安定したかのように思います、趣味のような手作りパンですから、小麦やバター、材料はじゅぶん吟味しており、ふわふわ膨らました中身の無いパンより
小麦粉が十分詰まった硬いパンが僕は好きです、食パンなどは全部予約が入ったいたようです、パンは冷凍保存が可能ですから沢山買っても
良いのですが、いつも買うとその日のうちになくなってしまいます、土曜日は横浜に帰る日ですから家族も楽しみにしていました

（他所のお店のふわふわの手作り風のパンは翌日になると皮がゴワゴワ硬くなって小麦の味がしなくて食べられません）

仲の良いご夫婦がお店をやられていました、器用で緻密な旦那様が製造を担当、おおらかで明るい奥さんが販売担当でしょうか、現場を覗いた
わけでないので分かりません


・　　　　　　　　　　　　【毎週土曜日だけの販売でした】

お二人ともパンが本当に好きな方で、毎日パンでもいいわよ！と奥様が開店当初に言っていたのを思い出します、几帳面なご主人さまは東京多摩地方で
元公務員だと思います、奥様のレジ打つ姿も１０年経ってもういういしさというか、もどかしさを失っていません、いつもパンの種類と値段表を確認しながら
レジを打ってまして丁寧に１個づつパンを袋に入れてまして、僕が話しかけようものなら頭が混乱しそうです、最近はお客さも賢くなって
１２時近くになるとシャッターの上がるのももどかし気に並ぶようになっていました、たまに来るお客様が独善的に買い占めてしまうと
１２時５分に来る僕などは買いたいパンが無くて、いつもと違う甘いパンなどを買ってしまう羽目になります
甘いパンも十分美味しいのすが、僕は糖尿病の薬も処方されている身なのです

ご夫婦のライフスタイルはどのように変貌するのでしょうか？これまでは我々にパンを届ける仕事で、商売でなく奉仕の精神でした
なんでも愛車はベットになって眠れるようになっているそうです、日本一周にもチャレンジしそうな気配も感じられます、
旦那さんはとても器用な方です、まだまだ趣味の領域は広そうで、充実した老後を計画してご自身の為に時間を使って下さい

お店は３月末でお終いになります