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Channel: しいたけ
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「鹿島踊り」を奉納する富戸の秋祭りです!

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・                     【白装束で踊っています】

「城ヶ崎海岸」は観光名所にする為に、先人が付けた名前で、三浦半島に「城ヶ島」があるために、その先の岬という事で
旧田島村が伊東市に併合される時、「城ヶ崎」とつけたと赤沢の老人が言ってました、したがって地名なのに「城ヶ崎」は簡単に漢字変換されません

僕の住んでる別荘地の「城ヶ崎海岸」地区は伊東の数ある中の集落の一つ富戸地区なのですが、歴史ある伝統芸能が残っていました
昔は鉄道や道路の無い時代ですから、山を越えれば異国だったのです

鹿島踊り(伊豆新聞より)

「昨年、伊東市無形文化財保存協会長・石井照市さんのご案内のもと、富戸の三島神社で鹿島踊りを実際に拝見する機会に恵まれた。
 朝9時すぎ、小雨が降りしきる中、軽快なシャギリ囃子(ばやし)の中、頭に黒い烏帽子(えぼし)、白い足袋と鼻緒のついた
 草履をはき、右手に日の丸が描かれた扇子、左手には白い幣束を持った白装束姿の10代から30代くらいの男性が、
 社殿での神事を済ませ境内の中段の踊り場に現れる。」

何やら木遣りのような歌声も聞こえてきます



盆踊りとも違って、格調高く歌い上げます


・                          【三島神社の前で踊っています】

 「踊り手は、四重の円を作って、円の中心を向いてしゃがんだまま、しばらく待機。踊りの中心は、「水」と書かれた黄金柄杓(ひしゃく)と
 五色の色幣を持った、棹先(さおさき)という役割の踊り手が務めるが、「ちはやぶる神代の勇みなれば 弥勒(みろく)踊り芽出度し」という、
 棹先の歌い声をきっかけに立ち上がり、踊りが始まる。」



文化芸能に全く予備知識はありませんが、伝統芸能ですね


・                       【神社中断の境内は狭いので4角の陣形は取れません】

 「歌上げと呼ばれる3人の踊り手が、踊りの隊形の中心になって歌を先導、歌や太鼓のリズムを頼りに、踊り手は歌いながら、
 足を上げては、腰を落として、地を踏みしめる動作を何度も何度も行う。棹先が時計の針のように動きまわり、
 踊り手は、その棹先の動きにあわせて隊形を円形にしたり縦隊にしたり、何度となくかえながら1時間近く勇壮に舞い踊るのだ。」



境内を回りながら踊っています


・                            【白装束、役員は礼服で参列します】

 「踊りの奉納は、宇根という名の海岸でも行われ、子どもたちも踊りの輪に入って宇根にある龍宮神社に踊りを奉納する。
 宇根での奉納が終わると、踊り手は再び三島神社へ戻り、踊りを奉納するのである。」



三島神社が終わると今度はコミセンでも奉納するために出発です


・                        【口の白い紙を含んで無言で出発していきます】

 「計3回の踊り。本来は富戸コミュニティセンター前での踊りも含め4回行われる。踊り手も若いとはいえ、
 体力の消耗も相当激しかったはずだ。精神的にも嫌になるだろう。」


・                         【コミヌテイセンターでも披露されます】

 「踊りを繰り返せば繰り返すほど、勇猛で力の入った踊りに見え、歌声もたくましく聞こえたのは私だけだろうか。
 富戸は伊東市でも小さな集落だが、鹿島踊りを生み、なお継承されている力の源は何か、と今なお不思議に思えてならない。」

毎年楽しみ見ているのでしょうか、車イスのご老人も見ていました



鹿島踊りの歌詞です


・                         【豊穣を祝うめでたい踊りのようです】

伊勢とか春日、鹿島の名前もあります、豊作を祈って神々に奉納するめでたいお祭りの歌ですね


・                         【よく見れば子供達も参加しています】

四角形のかみしもに囲まれた中で踊ります、

(女の子は居ませんから、神聖で女人禁制のお祭りのようです)


・                         【コミセン前での記念撮影です】

参加者は毎年ここで写真をとるのですね


・                          【脈々と歴史が重ねられていきます】

昔はTVや娯楽も無い時代でした、この踊りはもっと注目を浴びていたと思います、最近色んなイベントや産業祭りが企画されています
派手な衣装を着て踊るのですが、歴史を背景にしていないので僕には何も訴えませんが、この踊りを見ていますと
何かしらきっかけが
あって始まる、踊りやお祭りのイベントが回を重ねていくと歴史が背景となって成長していき、独自の芸能となっていくと思います


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